どこのお宅でも1家に1本は、ご飯をよそうためのシャモジは常備されてることと思います。
(一人暮らしで、全く自炊をされない方の場合は、ないかもしれません)
かれこれ10年程前でしょうが、表面がデコボコした、プラスチック製のシャモジが世の中で売り出されました。
(名称は「マジックしゃもじ」です)
このシャモジは、「ご飯が付かない」ということがPRポイントで、売り出されました。
今では類似品が100円ショップなどでも、販売されています。
シャモジは1家に1本あれば充分でしょう。
わざわざ余分にもう1本常備されるような話は聞いたことがありません。
ところが、「ご飯がつかない」という、うたい文句によって、「マジックしゃもじ」は1500万本程、売れたとこのことです。
既にシャモジはどこのお宅でも常備され、必ずしも余分に必要とは考えられません。
なのに消費者は、必ずしも必要ではないのに、「ご飯がつかない」というPRポイントを知って、思わず買ってしまったということです。
つまり、消費者に何らかの有益な情報を知って頂くことにより、必ずしも必要でないものまで、財布のヒモを緩めて、購買心理が働くという事例です。
消費者をだます訳にはいきませんが、昨今のようなモノが売れない時代は、消費者の購買心理が働いてしまうという知恵を生み出すことが、売る側として求められる時代ではと思いましたが、いかがでしょうか?
【生興株式会社 ホームページ】
http://www.seikofamily.co.jp
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html