「仕事では個人プレイヤーとして成果を出せるものの、周囲とはぶつかってばかりで、人間関係作りが苦手な社員がいる。」
異業種の会合に参加すれば、このようにおっしゃる中小企業の経営者の方と、複数お目にかかったことがあります。
実務の力量はあっても、人を動かす力量（人間関係を構築する力量、人をマネジメントする力量を含む）があるとは限らないということでしょう。
勿論、世の中には両方を兼ね備えた優秀な人も多々おられることと思います。
しかしながら、会社の上層部が勘違いしがちなのは、実務の力量があれば、必ずや、人を動かす力量もあるはずだと思い込んでしまうことではないでしょうか？
期待に応えることができれば、上層部が悩むことは何もありません。
ところが現実はなかなかそうもいかず、個人の成果だけで判断して、その社員に期待を込めて幹部社員に抜擢してしまうものの、人財を育成することが苦手で、上下間の人間関係もうまくいかないということがありえるでしょう。
実務の力量と、人を動かす力量とは別もの
ということを前提に考える方が得策ではと思いますが、いかがでしょうか？
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