以前に、「人間は・・・」というタイトルで記述した際にも少々触れましたが、「人間は忘れる動物である」ということについて、専門家から数値的なデーターで教えて頂きました。
●20分後には聞いた話の42%は忘れる
●60分後には聞いた話の56%は忘れる
●1日後には聞いた話の74%は忘れる
●1ヶ月後には聞いた話の79%は忘れる
とのことです。
よって日常の仕事においても、部下や同僚に対し、更にはお客様に対してでも、口頭で1回言っただけでは忘れられる可能性が多いにあるということです。
勿論、非常に大事な用件はメモや書面で伝えるでしょう。
しかしながら、「いちいち書かなくても・・・」と思うような用件は口頭で済ませようとします。
それで間違いなく伝わる相手であれば問題ありませんが、「人間は忘れる動物である」といううことを前提に、時間が経てば忘れられることが充分にありえることを認識した方がよろしいかと思います。
それではどうすれば忘れられずに伝わるか・・・?
最低5回以上は繰り返し言う以外にないと思います。
相手によっては10回20回と言い続けなければ、なかなか伝わらないこともあります。
特に上司が部下に対しては、根気良く繰り返し伝えることが求められます。
「何回言わせればわかるんだ!」
と叱責したところで、2~3回しか言ってなければ、まだまだ不充分でしょう。
特に「思い」を伝えるには繰り返し言う以外にないのではないでしょうか?
年齢とともに記憶力も低下してきます。
「何回言わせればわかるんだ!」とカリカリするより今一度、「人間は忘れる動物である」ということを前提に認識して、コミュニケーションを取られればいかがでしょうか?
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