先輩社員が後輩社員に物事を教える時、上層幹部は、教えるテーマについては先輩社員が事前に熟知しておくべきという固定概念を持ってしまいがちだと思いますが、決してそうではありません。
先輩社員が充分な知識がない状態でも構いません。
上層幹部が先輩社員に対して、後輩社員にあるテーマについて教えるよう指示すれば、まずは先輩社員が勉強します。
ある程度、先輩社員が勉強した上で、後輩社員に教えます。
つまり、この時に後輩社員のみならず、教える側の先輩社員も勉強して成長します。
上層幹部が直々に後輩社員に教える方が手っ取り早いですが、先輩社員を同時に育成させるには、先輩社員が後輩社員に教えさせるよう、指示することです。
但し、先輩社員が後輩社員にずれて間違ったことを教えないよう、上層幹部は監視する必要があります。
この時ばかりは、上層幹部は人財育成の難しさを感じてしまいますが、教育には根気が必要です。
教えられることもさることながら、教える側になれば、実は勉強して成長することに改めて気付かされました。
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