リーダーになれば、
「自分の思うように部下を動かしたい。私の思っているように動かせば、部門の業績は上がる。私は部門長であり、業績を上げる責任がある。それゆえ、私の言ったことには従ってもらなければ困る。」
と思い込んでいる人は少なくないことと思います。
勿論、組織には統制が必要で、部下それぞれがが勝手なことをしたら、収拾が付かなくなりますので、このことに私は異論がありません。
ところが問題は、リーダーとしての統制のやり方かと思います。
一方的に指示命令を出し、「あれやれ!これやれ!」ばかりでは、部下の心が離れていってしまいかねません。
それこそ、部門の業績どころではありません。
会社、組織の役目は、そこで働く人々を幸せにさせることであり、同時にお客様や取引先にも幸せになって頂くことではないかと思います。
「それで働く人が不幸になろうとも、お客様や取引先がよろこばなくとも、部門の業績させ上がれば、私は部門長として任務を果たすことになる!」
これでは、本末転倒も甚(はなは)だしいことでしょう。
自分を常に優位に立たせ、権力で周囲を動かすのは、リーダーではありません。
権力を使わずに、どうやって周囲の人を動かしていくか?
それを思案し行動するリーダーこそが、慕われることでしょう。
リーダーとして統制のやり方に問題は無いか?
リーダーであれば、常にこのことを考え、いかにして部下やお客様、取引先まで幸せにできるかを導くことが本来の任務とは思いませんでしょうか?
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