「全個一如」という四字熟語があります。
全体と部分とを切り分けることができないという意味です。
ほんの一部分のことが、全体的にも、その一部分の通りと思われます。
逆に全体的なことが、一部分も全体に染まってると思われます。
良いか悪いかは別にして具体例を挙げれば、1人の人の人格が素晴らしいと思われれば、その人の勤める会社も素晴らしいと思われることがあります。
あるいは、素晴らしいと世の中に思われている会社に勤めれば、その会社に勤める人も素晴らしい人格を持つ人と思われることがあります。
逆に1人の人の不祥事が発覚すれば、その人の勤める会社も会社ぐるみで不祥事を起こすのではないかと、残念ながら思われてしまうことがあります。
あるいは、会社の不祥事が公表されてしまえば、その会社に勤める人で、当事者ではないにせよ、何らかの不祥事に関わっているのではと、残念ながら思われることがあります。
そういった意味では、会社や組織に属している限り、自分個人だけのことではなく、属している団体にも影響を及ぼすということです。
「私個人はあくまで私個人であり、会社や組織とは関係ない!」
と言いたいこともあるでしょうが、世間は残念ながらそうは思ってもらえません。
世の中には思い込みの激しい人も少なからずおられます。
自分では想定外に、「あなたはこういう人だ!」と勝手に不特定の人に決めつけられることもあります。
よって普段から、自分の言動や行動は、自分が所属する会社や組織にも影響を及ぼすと今一度認識し、慎むべきことは慎まなければ、後々大変なことになることもあります。
全体と部分を切り分けることができない・・・
組織人である限り、知っておくべきこととは思いませんでしょうか?
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