通販専門会社や、電話営業専門会社を除き、営業部門を抱える会社では、円表示で表される売上金額や利益額のみならず、必ずと言っていい程、顧客への訪問件数、あるいは1件の顧客への1ヶ月のうちの訪問回数等、数字で表されるものは重視されることでしょう。
「営業職は足で稼いでなんぼ!」、「顧客訪問してなんぼ!」ともよく言われました。
営業社員も会社方針に従い、「とにかく顧客へ訪問しなければならない!」と思い込んでしまっていたことと思います。
そこで、訪問件数、訪問回数を増やすことにより、確実に成果につなげているのであれば、評価されます。
ところが顧客としても、忙しい時にアポイント無しで訪問されても迷惑がられること、面倒がられることもあります。
こうなると訪問により、顧客の貴重な時間を奪うことにもなります。
全ての顧客が「わざわざ来てくれてありがとう!」と思うとは限りません。
資料を郵送で済むこともわざわざ手渡しする、電話やメールで済む話をわざわざ訪問して伝えるといったことは、見方によっては非常に非生産的な活動にしかすぎません。
営業生産性は、(売上あるいは利益) ÷ (訪問回数)で表されます。
実は訪問回数をやたらと増やすことは、売上あるいは利益を増やさないことには、生産性の低下になってしまいます。
また、営業訪問には、営業社員の人件費のみならず、移動時間がロスタイムになる上、交通費、ガソリン代、駐車料金といった目に見える経費もかかります。
勿論重要な商談で、顧客訪問をすべき時は訪問する必要がありますが、やみくもに訪問すれば良いものでもありません。
訪問せずして顧客とのコンタクトを取る・・・
営業職であれば、これもテーマとして考えられませんでしょうか?
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