戦略と戦術の違いについては、過去にも記述したことがありますが、順序としては、まずは戦略を具体的にしないことには、戦術としても具体化できません。
一番簡単な例で言えば、目的地に向かって出かける際、まずは目的地を具体的にどこにするかというのが戦略であり、目的地に到達するべく、歩くのか、車を使うのか、電車・バスを使うのか、手段を具体化するのが戦略です。
中でも、営業戦略という言葉は、どこの会社でもよく聞きますが、営業戦術という言葉は、あまり聞きません。
ところが会社によっては、戦略と戦術がごちゃごちゃになり、うまく営業成果が出ないということも聞くことがあります。
そこで、営業戦略を具体化するには、4つのPを具体化すれば良いと言われてます。
●営業戦略の4P
1)プロダクト(商品:何を売るか?)
2)プレイス(場所:どこの地域へ売るか?)
3)プライス(価格:いくらで売るか?)
4)プロモーション(販売促進:どのように売るか?)
マーケティング戦略でも、同じようなことを言われますが、4P以外には、「誰に売るか?」、「いつ売るか?」、「どういう目的で売るか?」まで加えれば、「5W2H」と言われるマーケティング戦略になります。
戦略が具体化すれば、次に戦術の具体化となりますが、「どこの部門でうるか?」、「新規顧客へのアプローチは飛び込みか、チラシのポスティングか、ホームページでの商品宣伝か?」等が挙げられます。
戦略は経営層や管理職、リーダーが考え、戦術は組織の所属員が実施するものとなります。
一度にあれこれと実践していくのはハードルが高いと思われるようであれば、まずは「営業戦略の4P」を具体化していってはどうかと思いますが、いかがでしょうか?
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