ニューロロジカルレベルという、心理学者のロバートディルツがまとめた階層構造モデルがあります。
ニューロロジカルレベルには、5つの階層があり、上位のレベルの変化は、必ず下位のレベルが影響を及ぼすというものです。
1.自己認識(アイデンティティー) ・・・自分は何者であるか?自分の存在意義は?
2.信念・価値観 ・・・自分が大切にしていること、信じていること
3.能力 ・・・自分の可能性、技術
4.行動 ・・・現在の自分が起こしている行動
5.環境 ・・・現在の自分の置かれてる環境
例えば、自分があるプロジェクトチームのリーダーであれば(1.自己認識)、自分なりにチームの運営に当たっての方針があろうかと思います。(2.信念・価値観)
また、自分の能力は自分で把握もできているでしょうし(3.能力)、やるべきことを実施しているはずです。(4.行動)
そこで、自分以外のプロジェクトメンバーにはどういう特性の人がいるのか、予算等の条件が与えられているのか、その他も何かと条件や制約といったこともあるでしょう。(5.環境)
つまり、一番下位の環境により、それより上の項目に影響を与え、最終的に自己認識についても、自分が思い描いていたようなものか、自分が思い描いていたものとは、かけ離れたものか、全然違ってきます。
自己認識を確固たるものにしたいのであれば、自分で可能な限り、信念・価値観以下を、特に環境を変えていったり、調整していく必要があります。
環境も自分なりに少々でも変えれるものもあれば、自分では全く変えることができないものもあります。
ニューロロジカルレベルの階層構造モデルに基づく考え方は、非常に難しいかもしれませんが、もし、この考え方を充分に理解できれば、トランスフォーメーションという自分を変えて周りにも影響を与えて変える能力さえ身につくかもしれませんが、いかがでしょうか?
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