問題を解決しようとすると、更に問題を引き起こしてしまうことを、「コブラ効果」と言われてます。
この由来は、かつてインドに猛毒の蛇のコブラが至る所で発生し、国民にとっては危険極まりないことから大きな問題でした。
そこで政府は、コブラを退治しようと、コブラを見つけて処分した人にはお金を支払い、奨励することにしました。
ところが今度は、わざわざコブラを飼育してまで、お金をもらう人が増えてきてしまい、新たな問題を引き起こしてしまったという事例があったことから、「コブラ効果」と呼ばれてるようです。
そこで、折角問題を解決しようとしても、更に問題を引き起こさないよう、コブラ効果をいかにして未然に防ぐかが、非常に難しく、大きな課題かもしれません。
それでは、目先の問題を放置すれば、更なる問題も発生しないから、現状のままで良いかといえば、そうもいかないことも多々あります。
事例を一部挙げます。
1)クレームが発生して、最優先で緊急対応したものの、他の事案が後回しになってしまったことにより、別の顧客から「対応が遅い!」とクレームがきてしまった。
2)業績が低迷し、営業訪問件数を増やして成約率を上げようとしたものの、外回り時間に多く取られ、会社宛に入った問合せに対する回答が敏速にできなくなり、顧客の不満度が増してしまった。
3)部下がミスしたことに対してリカバリーする方法を上司が助言したものの、部下はすっかり自信を喪失してしまい、仕事が手に就かなくなってしまった。
その他にも、多々事例はあろうかと思います。
コブラ効果をいかにして未然に防ぐか・・・
事案によっても、なかなかこれといった答が出にくいでしょうが、現状のまま放置する訳にはいきませんので、ここが非常に難しく、知恵の絞りどころでしょう。
問題は1つ1つ、地道にでもクリアしていくしかないと言うのが、現時点での答かもしれません。
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