スポーツの世界では勝ち負けに拘(こだわ)り、特にプロであれば、勝って結果を残さなければ報酬もありません。
ビジネスの世界においても、競争の世の中と言われたり、勝ち組、負け組と区別されたりして、勝ち残る風習を良しとされてます。
ところが、何でもかんでも勝てば良いというものでもありません。
上司が部下に論争で勝ったとしても、部下が凹んだまま仕事にやる気を出さなくなった、仕事をしなくなった、何ら結果が出なくなったとなれば、これは上司が勝って、結果良しとは甚だ言い難いです。
営業職であれば、お客様相手に論争で勝ったとしても、お客様が結果的に注文、契約しないのであれば、意味がありません。
要するに、上司部下間、お客様相手に限らず、家族や知人・友人の間でも、論争で勝てば良いとは限りません。
論争で相手を打ち負かしたところで、人間関係が良好になるとは限りません。
ここで、論争に関して、「非勝(ひかつ)三原則」という原則があります。
「勝たない、勝てない、勝ちたくない。争わないことが真の勇者であり、勝者なのだ!」
論争に関しては確かに、しっくりくる原則かと思います。
論争で勝つことに拘ってしまうと、相手が反論し出して余計な時間を要することもあれば、相手のモチベーションを下げ、やる気を失くす、あるいは購買意欲も無くすことすらあります。
それゆえ「勝たない」、論争で勝っても結果がマイナスになるから「勝てない」、「勝ちたくない」となります。
争わないことが真の勇者であり、勝者・・・
思わず納得しませんでしょうか?
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