ベネフィットとは、目に見えない価値のことを意味しますが、ベネフィットには2種類あります。
1つは「機能的ベネフィット」と言われ、売り手が「ユーザーにとって、こういった機能があれば便利では!」となど、考えます。
ところが機能的ベネフィットは、実は同業他社が真似しようと思えば、できてしまうことも特徴です。
それゆえ、同業他社間で機能に大差が無ければ、単に価格競争になってしまうだけです。
もう1つが「情緒的ベネフィット」と言われ、その商品を買わなければ、決して得ることができない感情を提供しています。
ブランド品などは、まさに情緒的ベネフィットを提供しています。
カバンやハンドバッグなど、スーパーやホームセンターで、比較的安価なものを売ってます。
ところがブランド品志向の人は、シャネル、ヴィトン、グッチ等のブランドメーカーにこだわり、価格は二の次です。
価格よりも、そのブランドでしか得られない感情を欲しくて買います。
勿論、ブランドメーカー同士の競合もあるでしょうが、情緒的ベネフィットを見出せば、価格競争に巻き込まれることはありません。
こういった事例のように、価格競争に巻き込まれない情緒的ベネフィットをいかにして見出すか、考えてみる必要はありませんでしょうか?
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