理想自我とは、理想化された自己イメージを意味します。
「自分のあるべき姿はこれ!」
「自分は、これをできていないといけない!」
誰しも、こういった自分のあるべき姿(ありたい姿ではありません)を描こうとするでしょう。
また、現状の自分の姿を表現しようにも、
「あれができてない、これがてきてない、あれがダメ、これがダメ、全てダメ!」
といった感じで、自己否定する表現になってしまうでしょう。
自己否定は、高い理想自我の裏返しです。
ある意味、自己否定するということは、それだけ理想が高いということかもしれません。
一方、現実自我とは、ありのままの自分のことを意味します。
「こうあるべき!」という理想にとらわれることもなく、自分を否定することもなく、できること、できないこと、全てひっくるめて、ありのままの自分であることです。
理想自我と現実自我の、どちらがどうということはありません。
但し、理想自我と現実自我とを比較してばかりでは、自分自身が疲れてしまうだけです。
あるべき姿と、現実との差を問題と定義され、問題を発見し、解決することは重要ですが、疲れて何もできなくなっては、元も子もありません。
特に自分と、生まれ育ちや生活条件も異なる他人と比較してしまえば、疲れは余計に増します。
理想自我と現実自我を比較しないで、現実自我を大事にする・・・
これも、自分自身のモチベーションを維持、向上させるには、ある意味正論かもしれませんが、いかがでしょうか?
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