「本音と建て前」とよく言われます。
「本音=真実、建て前=偽り」と思われてるようですが、そういう意味では、決してありません。
本音とは、本心から出た言葉で、本当の自分の気持ちを意味します。
建て前とは、表向きの方針を意味します。
例えば、何かのプロジェクトリーダーを任された時、本音を言えば、プロジェクトリーダーは大変な仕事なので、任されずに済めばよかったということであっても、いざプロジェクトリーダーとして大変な仕事に取り組み、苦労をしながらも成果を出せば、周りからプロジェクトリーダーの適任者として評価されます。
これが建て前ということであり、役割にふさわしい見え方や振る舞いをすることだと言えるのではないでしょうか?
そう考えれば、本音より建て前の方が大事なのかもしれません。
更には、本音を知った上で、建て前を大事にすればよろしいのではないでしょうか?
本音がハッキリしないまま、建て前だけに着眼するのも、結果的に良い成果を生み出すのは難しいかもしれません。
「本当は自分はこうしたかった、こうでありたかった!」
ということがハッキリしないまま、表向きの方針を決めて実施したところで、目標とする姿、形に到達しがたいように思います。
本音がハッキリしないと、建て前との差が一体何で、どのように差を埋めていけば良いかもハッキリしません。
本音を知った上で建て前を大事に・・・
小難しい話かもしれませんが、自分自身に関して、本音は一体何か、建て前は一体何かを、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか?
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