人の上に立てば、何かと判断する判断力が必要ですが、たまに判断の意味を取り違えてしまうことはありませんでしょうか?
「それはこうで、あれはこうだ!」
と下すことは判断してるように思われがちですが、これこそ「こうだ!」という判定にしかすぎません。
判定とは、良いか悪いかを言うだけで、あとは任せるということです。
人の上に立つリーダーであれば、単に判定をすることではなく、判断することも必要です。
判断とは、今ある情報を多面的多角的に検討し、どうすればよい結果を出せるかといった前向きな行動アイデアを出すことです。
意外にも、判定を判断と思ってしまっているリーダーが多いかもしれません。
大事なのは、判定ではなく判断です。
注意も同じようなもので、
「あれはダメ、これもダメ!」
というのは注意だと思いがちですが、これは注意ではなく、同じく判定です。
注意とは、これはダメだからこの次はこのようにしたらどうかといった、アドバイスをすることです。
「あれはダメ、これもダメ!」
と言うだめ出しばかりでは、部下は「それではどうすればいいか?」と思ってしまいます。
「それを考えるのが仕事だ!」
と言いたいところでしょうが、考えの補助線をアドバイスするのがリーダーや管理職の重要な仕事ではないでしょうか?
一番肝心なことを言わなければいけないところを、放り投げては放置していては、いつまで経っても部下は成長しません。
親が子供に対する場合でも、判定ばかりしてしまっていないでしょうか?
判断や注意した上で、的確なアドバイスをしてこそ、人の上に立てるように思いますが、いかがでしょうか?
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