ある居酒屋チェーン店の元取締役の方の話です。
「調理師と料理人は違う!」
どういうことかと言うと、調理師は調理師専門学校を卒業すればなれますし、単に料理を作るだけの調理師なら、店の先輩に教われば、短期間でなれます。
ところが料理人は、単に料理を作るだけではなく、お客様が料理を召し上がって下さることにより、よろこんで頂く、家族や友人と来店されたお客様に店内で楽しんで頂くといった、お客様主体の心構えを持つということです。
よって料理人になるには、まずは低姿勢の実践からということで、入門当初は皿洗い、店内の掃除、トイレ掃除を修行として毎日続け、半年や1年経ってからようやく、包丁を握らせてもらえるとのことです。
つまり、飲食業界では、料理さえできればよいといった即戦力を求めてるのではなく、お客様主体の心構えを持てる人を求めているということです。
一般的にどのような業界でも、売上さえ上げればといった即戦力を求めがちかと思いますが、果たしてそれで良いのかと思い知らされた話でした。
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