「北風と太陽」と言えば、イソップ物語をすぐに思い浮かべられる方が多いのではと思います。
とある書物の中に偶然にも「北風と太陽」の短いストーリーが書かれてあり、読み返せば、実は学びがあることに気付きました。
「北風と太陽」のストーリーを改めて、簡単に記述します。
北風と太陽が、どちらが強いか争いました。
そのとき、一人の旅人が街道を下って来るのを目にして、太陽が「この問題に決着をつけよう。あの旅人の上着を取り上げた方が強いと言えるのじゃないかね。先ず、君からだ。」
そう言って、太陽が雲の後ろに隠れると、北風は旅人に向かって力の限り風を吹き付けました。
しかし、北風が強く吹けば吹くほど、旅人は「寒い、寒い。」と言って、上着をしっかりと身に押さえつけ飛ばされないようにしました。
最後には北風はやむなくあきらめるしかありませんでした。
そこで、太陽が顔を出し、旅人の上にサンサンと陽の光を浴びせました。
旅人はあまりの暑さに「暑い、暑い。」と言って、上着をつけては歩けなくなりました。
北風は太陽に言いました。
「負けたよ、力づくで無理矢理上着を脱がそうとした僕が間違っていたね。」
そうして二人は仲良くなり、もう強さを争うことはなくなりました。
この、「北風と太陽」から自分なりに学んだことをまとめます。
●他人を無理矢理変えようとすると、かえって反発されてしまい、変えることはできない。まずは自分が変わって、他人に影響を与えることにより、他人が自分の状況に気付いて変わることがある。
書物の中でも、普段なら斜め読みで読み飛ばすような箇所でも、短いストーリーということで偶然に読めば、実は奥の深いことが書いてあり、つくづく、どこにでも学びがあることにも気付かされました。
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