私の知人で、結婚相談所のオーナーの話です。
【以下オーナーの話】
相談に来られた女性に、どんな男性と結婚したいかを質問します。
すると、何人かの女性はこうおっしゃいます。
「せっかく結婚相談所に登録するのであれば、条件のいい人がいいです。例えば次男で、背が高くて、一流企業に勤めているか経営者で、年収が 1000万円以上で、親との同居なし、みたいな人がいいんです!」
私(オーナー)はその女性に引き続き質問します。
『今、あなたがおっしゃったその男性があなたの隣に来たら、彼はあなたを口説くでしょうか?』
その女性は、ドキっとしてしまいます。
結婚は相手あってのものですけど、その相手に見合う自分でなければ、相手に選ばれることは難しいです。
だから私(オーナー)は女性に聞きます。
『あなたが欲しいのはそういうブランドみたいな男性ですか?それとも幸せですか?』
この話を聞いて、求人面においても、共通することがあるのではと思いました。
経営者:「国公立大学出身で、成績もよく、頭が切れて、コミュニケーション力も抜群の、優秀な学生が、入社してほしい。」
人材会社:『そういった学生がもしすぐ隣にいたとしたら、彼は貴社に入社を希望するでしょうか?』
人材会社:『社長さんが欲しいのは、学生のブランドですか、それとも愛社精神を持ってもらえそうな学生ですか?』
自分(あるいは自社)が高望みするならば、それ相応に見合う自分(あるいは自社)、でなければ、相手に選ばれるのは難しいということです。
どういったところに自分(あるいは自社)の魅力があるのか、果たして身の丈にあっているのか、相手に選ばれる(あるいは評価される)ためにも、今一度整理してみる必要があるのではと、感じさせられました。
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