時代の変化は我社の都合を待ってくれません。
時代の変化に応じて、新しい取り組みも必要になってきます。
「何が何でも取り組まなければならない。」という程のものではありませんが、常に時代の変化に対する意識が幹部社員には求められます。
実際に、新しい取り組みや仕事を実行しようと思ったとき、何でもかんでも幹部社員が一人でできるものではありません。
部下に指示を出して、手伝ってもらわないことには、実行に移すことはできません。
ところが上司の指示に対して、部下の反応は、2種類に分かれることでしょう。
積極的に「やります!」という答えと、
消極的に「他の案件に追われて忙しいです。」、「実情には合わないのではないでしょうか。」などといったできればやりたくない理由を述べる答えです。
部下によくあることは、こういったチャンスを嫌がったり、面倒臭がったりすることです。
「今の仕事で充分。新しいことはやりたくない。これ以上仕事は増やされたくない。」
と心の中で思うことです。
「仕事の報酬は仕事。」、「なぜもっと挑戦心や危機感を持たないんだ!」と説教をしても、簡単に人の考え方が変わるようなことはありません。
まずは、上司自身が「絶対にそのことを実行したい!」といった強い思いを持ち、率先垂範しなければなりません。
上司自身は乗り気でないようであれば、話になりません。
会社方針に基づいたことについて、上司が乗り気でなく、面倒臭いことを部下に押し付けたり、代行させたりするのは、絶対にうまくいきません。
上司が実は乗り気でないようであれば、部下は上司の心を見抜きます。
「話せば部下はわかってくれるだろう。」では、わかってくれません。
「自分の部下はわかってくれない。」という前に、上司として率先垂範しているのか、今一度振り返る必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
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