デパートの店員さんが「いらっしゃいませ。」と来客に挨拶をされ、その後、お辞儀をされる光景を見かけることはありませんでしょうか?
決して「いらっしゃいませ。」と言葉を発しながら、同時にお辞儀をされることはないはずです。
同時だと下を向いたまま言葉を発することになり、相手には聞き取りにくくなるからです。
このように、言葉とお辞儀を分け、言葉(語)が先で、お辞儀(礼)が後の作法を「語先後礼」と言います。
大規模小売業や接客業をはじめ、礼儀作法の研修をされてる会社は、必ずといっていいほど、教育されています。
他社の製造業の工場見学へ伺う際にも、作業服に帽子やヘルメットを着用された従業員さんが帽子やヘルメットを脱いだ上で、「語先後礼」を徹底されてることも多いと感じます。
このような礼儀作法については、当然ながら書籍にも掲載されていますが、私自身もなかなか知る機会がなく、人から注意されたり、教わって初めて知ることが多いです。
すると不思議なもので、自分でも「語先後礼」を意識するようになりますが、社内や訪問先の会社でも、「語先後礼」ができているかどうか、目の前の人を心の中でついついチェックをしてしまいます。
確かに、言葉を発しながらお辞儀をするという「ながら礼」では、せっかくの挨拶なのに、下を向いて声を発しても、相手には聞き取りにくくなってしまい、心も伝わりにくくなります。
今から、ここから、自分からでも即刻実行できる「語先後礼」を意識されてみてはいかがでしょうか?
●おはようございます
●ありがとうございます
●いらっしゃいませ
挨拶をする時は相手の目を見て笑顔ですれば、必ずや、相手には確実に伝わることでしょう。
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