先日、異業種交流会にて中小企業の社長や後継者の方々と情報交換する中で、仕事のできる社員さんを昇格させたいのに、本人は辞退を申し入れられてしまうということで、悩んでおられる方がおられました。
●「昇格することが自分にとって幸せ」というイメージが湧かない
●勤務時間内に仕事ではキッチリと成果を出すことを前提に、アフターファイブは自分の趣味の活用時間や家族との余暇の時間として充てたいが、管理職になると自分の仕事以外に所属の組織全体の底上げ、部下の育成・管理といった仕事が増えてしまい、アフターファイブは満喫できそうにない
といったことが主な理由らしく、給料が上がる以上に求めるものがあるようです。
私も含め、回りにおられた方々も何をどうすれば良いといったアドバイスとして、これといったことが何も言えませんでしたし、人それぞれの価値観があるでしょうが、私個人的には、根本的にその会社のビジョン・理念・方針(まとめて指針)が浸透できていないのではないかと思いました。
会社の指針が浸透できていれば、
「何故、何のためにこの会社で働くのか?」
といった目的がはっきりとし、仕事を通じて自分の人生を充実させることができ、上記のような昇格したくないといった理由が出てこないのではないかと思います。
いくら仕事のできる人でも、会社の指針に共感できないのであれば、会社にとっても、その人にとっても、お互いに不幸になってしまうだけではないでしょうか?
弊社としましても、企業理念を書いたカードを社員全員が持っていますが、それだけで浸透しているとは限りません。
今一度、会社の指針を浸透させることの重要性を感じさせられました。
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