中小企業の街、東大阪発「一日一語」

主客一体と主客分離のバランス

「主客一体」という茶道の言葉の四字熟語があります。

茶席において、亭主は客人に対して、「お忙しいのに、わざわざお越し頂いて大変有り難うございます。」と感謝をし、精一杯もてなします。

一方客人は亭主に対して、「私のために、お気遣い頂き、大変有り難うございます。」と感謝をし、礼を尽くします。

この亭主、客人が、お互いの気持ちを汲み取った状態を「主客一体」と言います。

また、「主客分離」という四字熟語もあります。

亭主は亭主、客人は客人と立場をはっきり分けてお互いに対応しあうことを意味します。

「主客一体」こそ、対立することなく、共感しあう、おもてなしであると言い切れるでしょう。

ところが、亭主も客人も未熟であれば、おかしな関係になりかねません。

亭主が「これだけあなたのことを考えているのに、なぜもっとよろこばない！」と腹立たしく思い、客人も客人で、「客人の私が気を遣っているのに、全く気が利かない亭主だ！」と、一体感を求めすぎて、お互いに腹立たしく思ってしまっては、あるべき姿の「主客一体」には程遠くなります。

そう考えれば、「主客分離」も意識する必要があるでしょう。

主客一体と主客分離のバランス・・・

これこそが、自分とお客様の関係であろうが、上司部下間であろうが、意識すべきことではと思いますが、いかがでしょうか？

 

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メモを取って頭の中から忘れる

「人間は忘れる動物である」ということについては、以前に記述したことがあります。

よって頭の中にインプットした情報は時間が経過すれば忘れてしまうため、重要な情報であればメモやノートに書き留めて、アウトプットして残すということは、誰もが実践していることと思います。

人間の記憶力には限度があり、時間の経過とともに忘れていくということについては、心理学者のエビングハウスが忘却曲線で示しています。

２０分後に４２％、１時間後に５６％、１日後に７４％、１週間後７７％、１ケ月後７９％が忘れてしまうという結果が出ています。

自分にとって重要な情報でなければ、いちいちメモを取ることもしないでしょうが、今現在は重要な情報ではなくとも、先々いつ何時重要な情報に化けるかわからないこともあります。

これと思ったことは、とりあえずメモに残しておき、後々、どう考えても必要性の無い情報であれば、そのメモは捨ててもよろしいでしょう。

メモを取って頭の中から忘れる・・・

人間の記憶力には限度がありますので、このように考えて、メモを取る習慣を身に付けてはいかがでしょうか？

 

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黄金律の実践で人と人を良き連鎖反応でつなぐ

「自分がしてほしいと思うことを他人にもする、自分がしてほしくないと思うことは他人にはしない！」

これが黄金律というものです。

もし自分が親切にされた場合、自分自身も他人に対して誰かれ問わず、親切にしようと思ったことがあるかもしれません。

そして実際に、他人に対して親切にするという実践にも至ったことがある人も少なくないこととと思います。

一方、自分が他人から嫌なことをされたことがあれば、それを教訓として、自分は他人に対して誰かれ問わず、他人が嫌に思うことはやらないと心に決めたことがあるかもしれません。

自分が他人から嫌なことをされて、恨みを晴らすべく、無差別に他人が嫌がるようなことをしてしまうと、間違いなく心は荒みます。

黄金律の実践で人と人を良き連鎖反応でつなぐ・・・

このようになってほしいとは思いませんでしょうか？

 

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管理者の心構え

管理者となれば、個人プレイヤーではありませんので、自分個人の仕事さえやっていれば良いというものではありません。

部門においては指揮を執り、業績を上げる責任、部下を育成する責任が問われます。

また、物事の判断においては、好き嫌いや、やりたいやりたくないとは言ってられません。

たとえ嫌いやら、やりたくないと思っても、第三者的に客観的に見て、部門にとって必要かどうかを判断する必要があるでしょう。

やりたいことより、やるべきことを優先すべきかと思います。

更には傲慢な態度も管理者であれば、やってはならないはずです。

不遜・横柄・傲慢な態度、言動では、部下は着いてきませんし、周囲も近付こうとしません。

部下に関しては、常日頃から一緒に仕事をしてもらうことに関して、感謝の気持ちを示すことも必須でしょう。

管理者の心構え・・・

管理者であれば、今一度、第三者的に客観的に見つめ直す必要は、ありませんでしょうか？

 

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変化を自ら作り出す

前回、ダーウィンの語録について記述しましたが、ドラッカーにも有名な語録があります。

「ビジネス環境の急速な変化の時代にあっては、変化についていくのではなく、変化を自ら作り出せ。」

この語録については、目から鱗でした。

変化に対応する、変化に追随するということでは、受動的でしかなく、能動的ではありません。

変化を自ら作り出し、自ら世の中に打って出て、それにより社会の流れを作るといった気概が必要ということです。

社会の流れを変えるのは大袈裟にしても、自分の所属する会社や組織の流れを変えるということは、やってやれないことはないはずです。

勿論、労力も時間も要する話ですが、自分自身が生き残っていくにも、自己成長していくことは必須ですし、自分が能動的に変化や流を作り出すことの必要性は理解できます。

変化を自ら作り出す・・・

この一言で、じっとしてる場合ではないような気がしますが、いかがでしょうか？

 

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変化する＝成長する

「最も強い者だけが生き残れるものではなく、最も賢い者が生き残れる訳でもなく、変化するものだけが生き残れる」
ダーウィンの有名な語録です。

いくら地位、名誉、名声、お金、肩書、権力があって強いと言われようが、いくら素晴らしい学歴があって賢いと言われようが、世の中の変化、外部環境の変化に対応して、自分自身も変化していかないことには、生き残れないということです。

確かに、自分が苦労して築き上げた地位や名誉といったことは、何も変わらずに保持しておきたいと思うことでしょう。

ところが、外部環境が変われば、これまでに築き上げた地位も名誉も通用しなくなることが大半です。

特に過去の栄光が、現在では通用しないことは日常茶飯事です。

過去には素晴らしい実績を残し、賢いと言われても、それも現在も尚、通用するかと言えば、そうとも限りません。

外部環境の変化は日進月歩です。

海外の何らの変化も、今やすぐに日本にも影響し、海外の事が日本には関係ないということにもなりません。

また、「変化する＝成長する」と捉えることもできるでしょう。

成長が止まれば、当然のことながら、そこまでの力しか発揮できません。

自己成長していくためにも、自分自身が変化の必要性を感じていなかったら、何ともなりません。

変化する＝成長する・・・

改めて、このように認識すれば、非常に理解しやすとは思いませんでしょうか？

 

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安定とは変化に対して臨機応変に対応できること

世の中の変化は、自分の都合を待ってくれません。

ようやく使い慣れた機械も、メーカーが廃番となれば、アフターサービスや部品供給にも限度があり、いずれ使えなくなり、老朽化した際には新しい機械を更新し、それに慣れるしかありません。

携帯電話やパソコンのように、日進月歩で変化するものは、変化のスピードはもっと早いです。

「使い慣れたものは長く使いたい　＝　何も変わらないことが安定」

と思いたいところですが、そうはいきません。

やはり、世の中の変化に付いて行ける力を身に付けることが、安定と思いませんでしょうか？

安定とは変化に対して臨機応変に対応できること・・・

このように思いますが、いかがでしょうか？

 

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想定力を身に付ける

何かをやろうにも、想定外に何か起こり得るのは日常茶飯事かもしれません。

この想定外のことが障害となり、折角やろうとして取り組んだことが、実現、達成できずに終わってしまうことでしょう。

そこで、「想定外のことを想定内にする」という心構えを持つことにより、実現、達成に至る可能性が大きくなることは、誰しも理解できることと思います。

「事前にどんなことが起こり得るか想定できなかったのか？」

想定外のことが起こってから考えても仕方ありません。

行動を起こす前でも、行動中の段階でも、可能な限り、障害となりそうなことで、どんなことが起こり得るか、想定する力を身に付ける力が必要でしょう。

想定力を身に付ける・・・

このことがやろうとすることを実現、達成するための必須条件かと思いますが、いかがでしょうか？

 

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効率良く仕事をこなすには？

効率よく仕事をこなす人、こなせていない人の違いについて、考えてみました。

効率良く仕事をこなす人は、傍から見ても忙しく見えます。

一方、効率良く仕事をこなせていない人も、傍から見てバタバタしてるのが感じられ、忙しく見えます。

傍から見て、両者とも忙しく見えますが、当然のことながら、成果の出し具合が大きく異なります。

効率良く仕事をこなす人は、次から次へと、生産性の高い仕事が舞い込んできます。

効率良く仕事をこなせてない人は、ただでさえ生産性の低い状況ですので、仕事を任されることすら少ないはずです。

効率良く仕事をこなす人は、忙しいことを苦痛には思っていません。

効率良く仕事をこなせてない人は、「忙しい、忙しい！」とぼやき、忙しいことを苦痛に思っています。

やはりどう考えても、仕事は効率良くこなし、限られた時間で成果を出し、更には創造的な時間をもっと捻出することにより、人生も充実するように思います。

効率良く仕事をこなすには？

職種を問わず、働く人全てに対する永遠の課題ではないでしょうか？

 

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「私は運が良い」と思っていれば、更に運が良いことを引き寄せる

パナソニックの創業者の松下幸之助氏は採用面接の際、

「君は自分のことを運がいい人間と思っているか？　それとも運が悪い人間と思っているか？」

という質問を投げかけ、

「私は運が悪い人間と思っています。」

と答えた人は採用しないというのは、有名な話です。

「私は運が悪い」と普段から思っていて、結果的にうまくいかなかった時には、「これだけ努力したのに！」と落ち込み、しかも、誰ということなく、恨みや辛みを抱いてしまうことでしょう。

一方、「私は運が悪い」と普段から思っていても、結果的にうまくいった時には、「私の努力の賜物（たまもの）！」と偉そうな態度を取り、うまくいったことを周囲に感謝する発想が無いのかもしれません。

「私は運が良い」と普段から思っていて、結果的にはうまくいかなかったとしても、「所詮「運」だから！」と過度に落ち込むことがありません。

また、他人を責めることもありません。

「私は運が良い」と普段から思っていて、結果的にうまくいった時には、これまた「所詮「運」だから！と偉そうな態度を取ることもなく、謙虚に周囲に感謝をすることでしょう。

そう考えれば、人と付き合うなら、できれば「私は運が良い」と思っている人を選んだ方が良さそうに思います。

「私は運が良い」と思っていれば、更に運が良いことを引き寄せる・・・

このように思いませんでしょうか？

 

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