中小企業の街、東大阪発「一日一語」

初めてのことを、最初から期待しない

初めてのことを、最初から完璧にできる人など、この世にはいないことでしょう。

ところが、その人にとっては初めてのことであっても、傍から見て初めてではないように能力が高いと勘違いしてしまってか、

「あれができないでは困る！」、「これができないでか困る！」

と相手に対して腹立たしく思ってしまうことはありませんでしょうか？

どう考えても、おかしな話です。

子供が箸の持ち方、自転車の乗り方を習得するにも、最初から完璧にできる訳がありません。

何ら知識の無い新入社員が、仕事で即成果が出せる訳もありません。

ところが、初めてのことに取り組む人に対して、最初から、

「あれもできない！」、「これもできない！」

と思っていれば、全然 腹立たしく思うことはありません。

できるようになったら、

「おぉっ！できるようになったなぁ！」

と褒めればよろしいことです。

初めてのことを、最初から期待しない・・・

当然と言えば当然ですが、大事なのは、教えて育てることを忘れてはならないでしょう。

　

 

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メール文書の書留化

「言った、言ってない！」、「聞いた、聞いてない！」

といった水掛け論となるトラブルは、日常茶飯事のことと思います。

何故、このようなトラブルが起こるのかと言えば、重要な話であっても、殆どが口頭のやりとりだけで、後で記録に残さないことにあります。

会議でも議事録を残すように、電話や面会での２人だけの間のやりとりであっても、几帳面な人は、文字で記録を残し、電子メールやＦＡＸを活用して「言った、言ってない！」を未然に防ぎます。

現代では、ＦＡＸのみならず、電子メールが普及し、重要事項はメール送信し、その後、相手がメールを受信し、内容を把握されたかどうかの確認の電話を入れる場合もあります。

これを「メール文書の書留化」と呼んでます。

ＦＡＸ送信の場合も同様、重要事項を書面にまとめたものをＦＡＸ送信する場合、送信後に相手が間違いなく受信し、内容を把握したかどうかの確認の電話を入れてたこともあるでしょうが、この場合は「ＦＡＸ文書の書留化」と言ったものです。

勿論、よっぽど重要な書類を郵送する場合は、書留で郵送するでしょうが、電子メールでもＦＡＸでも同様です。

「言った、言ってない！」、「聞いた、聞いてない！」

という水掛け論のトラブル程、お互いに気分の悪いものはありません。

未然にトラブルを防ぐことは、やはり重要かと思います。

　

 

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仕事に対しても一期一会

「何事にも一期一会の気持ちを忘れないこと。人に対してだけでなく、仕事に対しても一期一会。そう考えると、情熱が持て、若返ることができます。」

これは、東京の龍源寺という臨済宗の寺の住職、松原泰道（まつばらたいどう）氏の名言です。

「一期一会」という四文字熟語は非常に有名ですが、一生に一度だけの機会、生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念するということを意味します。

仕事に対しても一期一会・・・

たとえ、毎日同じようなことの繰り返しのルーティンワークであっても、その日１日ごとに、わずかながらのパターンの違いがあれば、毎日が仕事に対して一期一会であり、新鮮味もあります。

非常に有名な四文字熟語であっても、案外、意味を充分わかっていないことがあります。

今一度、意味を懐に落としたいものです。

　

 

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無欲恬淡の実践

以前、「無欲恬淡（むよくてんたん）」について記述したことがありましたが、もう少し掘下げて考えてみたく思います。

「無欲」とは文字通り、欲望が無いということですが、

「欲望があることは悪いこと。だから無くせ！」

と言う訳ではありません。

そもそも人間である以上、欲望を無くすことなど無理な話です。

その意味するところは、「欲望を第一におかないこと」というのが、自然体の考え方です。

「恬淡」という言葉もなかなか馴染みがない言葉ですが、辞書で引けば欲が無く、物事に執着しないことと書かれています。

すなわち、「自分に対するわだかまりを改めよ！」という事を意味します。

ともすれば私達は、物事が上手く行かなかったり、悪いことが起きると他人や環境のせいにしたりと、原因を外部に求めがちです。

言い方を変えれば、「自分は悪くない！」、「自分は正しい！と言っているようなものです。

ところが、「私は悪くない！」というのは、執着そのものですので、とても恬淡とは呼べません。

たとえ悪いことが起きても、

「私の何かが悪いからこうなったのだ！」

と謙虚になり、素直に受け入れ、改善することが恬淡です。

無欲恬淡の実践・・・

人間力向上には、必要不可欠かと思いますが、いかがでしょうか？

　

 

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商品力に頼らず、営業力を身に付ける

商品力が格段にあり、ＰＲも営業活動をしなくても売れるものがあれば、営業力は不要でしょう。

ところが、なかなかそのような格段に商品力があるものは、世の中にそうありません。

競合商品と品質、納期、価格面でも大差が無ければ、営業力で勝負するしかありません。

「買うならあなたから買いたい！」

と顧客から言われるかどうか、これが営業力他なりません。

同じ商品を売るにも、Ａさんは売れる、ところがＢさんは売れないということであれば、商品の問題ではなく、営業力、はたまた人間力の差によるものでしょう。

社内営業会議で全員が全員、

「商品が悪くて売れない！」

ということであれば、商品の見直しは必要でしょうが、その商品を多く売る人がいるのであれば、営業力を身に付ける会議にした方が良いと思われませんでしょうか？

商品力に頼らず、営業力を身に付ける・・・

営業職であれば永遠の課題ではないかと思いますが、いかがでしょうか？

　

 

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意識の反復

人間は習慣の動物です。

これまでに習慣となっていることで、決まった時間に起きること、１日３食を食べること、風呂に入ること、歯を磨くことなど、多々あるでしょうが、新しい習慣を身に付けるのは、結構難しいものです。

どうしても習慣化できず、挫折してしまうこともあるでしょう。

ダイエットのためのジョギング、ウォーキング、体操といったことや、資格取得のための勉強時間を捻出することなど、最初の一歩を踏み出して、何とかやり始めたものの、習慣化できず、結局途中で投げ出して、挫折してしまう話はよく聞きます。

普段意識しないとできないことを、多忙な生活の中で忘れずに覚えていることは難しいです。

いくら一大決心しても、忘れない工夫がないことには、いつの間にか中断してしまいます。

新しく習慣化したいことを紙に書いて、自分の目に付くところに貼り、アナログで意識を反復していけば、必ずや、習慣化できる確率は高まることと思います。

意識の反復・・・

結構重要性が高いように思われませんでしょうか？

 

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前向きとは？

前向きに行動することは重要です。

ところが、現実を直視せず、現実から目をそむけ、自分のやりたいことだけをやろうとするのは、前向きとは言い難く、現実逃避と言われてしまっても、仕方ありません。

自分のやりたいことをやろうとすることを前向きと思われがちでしょうが、それだけでは誤解を生じかねません。

現実を直視し、その上で今の自分にできることを前向きに行動してこそ成功に結び付くでしょうが、現実から目をそむけ、夢を追うばかりでは、果たして成功に結び付くのか、甚だ疑問です。

現実を直視した上で、やりたいことをやる・・・

これが前向きかと思いますが、いかがでしょうか？

　

 

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「生きている」というより「生かされてる」

生きていくためには、衣食住が必要不可欠と一般的に言われてますが、よくよく考えれば、空気や太陽の光も必要不可欠かと思います。

空気や太陽の光は、自然から与えられており、これらに対するお金の支払は生じません。

水も含めたいところですが、水は厳密には水道代を支払ったり、ペットボトルの水を買って飲むことがある通り、お金の支払いが生じます。

そこで、空気や太陽の光を自然から与えられてることにより、人間として「生きている」というより「生かされてる」という考え方はできませんでしょうか？

空気や太陽の光は、人間として生かしてくれている偉大な力他なりません。

人間として生かされていることに感謝し、１日１日無駄に過ごすことはできないと、改めて実感しませんでしょうか？

　

 

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メモは事実と、自分の感じたことも書く

記憶力が抜群な人は世の中には多々おられることと思います。

残念ながら私自身は、少しの時間が経過すれば、物事を忘れてしまうことが日常茶飯事です。

日々、何かと情報が飛び交い、自分にとって必要な情報を選定し、やるべきことを実行しますが、情報量が多すぎる昨今では、頭の中に必要な情報だけを記憶する記憶力にも限界があることを実感します。

いくら記録力に自信のある人でも、メモを取るのを面倒がってメモを取らずに頭の中にインプットしたところで、必要な時にアウトプットできないこともありえます。

よって私は自分にとって必要な情報はメモを取り、頭の中にインプットしたことを「見える化」し、情報を整理しやすくすると同時に、頭の中の情報はリセットするようにしてます。

記憶力に限界がある以上、メモを取る必要性を常日頃感じております。

ところで、メモを取る際、事実はメモしていても、その場で自分が感じたことまでメモしているかどうか、個人差が大いにあるかと思います。

また、メモは１情報１枚主義と言われており、１つメモした情報に対して、自分が感じたこと、更に派生することまで余白に書けるようにすれば、メモの精度が高まります。

メモは事実と、自分の感じたことも書く・・・

このことは、私も実践中です。

 

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どういった営業手法で生き残っていくか

業種業界によっては、営業職の社員を置かず、営業経費を必要最小限に抑えてる会社があります。

たまに見かけるようなＤＭのうたい文句です。

「私どもは、営業担当も拠点も持たない会社です。その分、コストも下げることができますので、今お取引されている業者様の提示価格より必ず２割引きでご提供致します。お打ち合わせはＷＥＢ会議でお願いします。物流については○○運送と提携しておりますので、翌日に時間指定でお届けできます。」

このように、営業をしない、拠点も置かない、その代わりに安くする、という宣伝です。

商品説明や見積提示、打ち合わせなどはインターネット上で行い、物流は専門業者と提携し、翌日時間指定までできるという自動受発注で手間いらずの仕組みを構築されてます。

このようなネット活用企業、新規参入企業が出てきたら、「うちは地域密着で小回りが効きますから！」とか、「昔からの長い付き合いでお願いします！」などということでは商売になりません。

小回りを効かせるにも経費がかかるため、「どこよりも安い！」とは言いにくくなります。

よって、安さを売りにすることは、ほぼ不可能でしょう。

ところが、物品販売ではなく、建設工事業やサービス業のように、商談や打ち合わせを要する業種も多々ありますので、全ての業種で営業職の社員を置かない、面談、打ち合わせも不要ということにはなりません。

どういった営業手法で生き残っていくか・・・

このあたりも見直す必要性はありませんでしょうか？

　

 

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